2014年2月2日日曜日

WZR-G144NHにdd-wrtをインストール

Buffalo の無線LANルータ WZR-G144NH に dd-wrt をインストールした時の作業メモです。

WZR-G144NH
http://buffalo.jp/products/catalog/item/w/wzr-g144nh/
Draft IEEE802.11n/IEEE802.11g/11b 無線LAN BroadBandルータ 1000BASE-T対応モデル
2006年発売。

最終的にインストールしたdd-wrtのバージョンは、 r21676 です。このバージョンを選んだのは、同じ Buffalo の WHR-G54S でリピータ(詳細は後述)として安定稼働しているバージョンであるためです。

ftp://dd-wrt.com/others/eko/BrainSlayer-V24-preSP2/2013/05-27-2013-r21676/broadcom/dd-wrt.v24_std_generic.bin

dd-wrt (build 21676) - Router Status
http://192.168.10.1/Status_Router.asp
Firmware Version DD-WRT v24-sp2 (05/27/13) std - build 21676
Kernel Version Linux 2.4.37 #31202 Mon May 27 00:54:47 CEST 2013 mips

WZR-G144NH を Repeater (リピータ) にする

今回の作業目的は、WZR-G144NH を Repeater (リピータ) にすることです。
今回作ったリピータは、以下の様な構成です。

上流ネットワーク無線LANルータ  192.168.11.0/24
<-- 無線 802.11b/g WEP -->
    |
dd-wrt 192.168.10.0/24
<-- 無線 802.11n WPA-PSK(AES) -->
    |
クライアントPCなど

上流ネットワークとdd-wrt間も、dd-wrtとクライアントPC間も、無線で接続しています。
Repeater Bridge ではないので、それぞれ別のネットワークになっていて、NAT しています。
なお、r21676でBroadcomチップ採用モデルでのdd-wrの動作モードは、Repeater の他に AP、Client、Client Bridge、Repeater Bridge などがありますが、私の用途では Repeater が適していました。

設定の詳細等は、またあとで書きます。


インストールの前の準備

現在の環境のバックアップや、ツールの準備等をしていきます。

以下の手順で、Buffalo純正ファームウェアをバックアップしました。
dd-wrt 作業記録: WZR-G144NH デバッグモードでBufalo純正ファームウェアのバックアップ
http://ddwrtlog.blogspot.jp/2014/02/wzr-g144nh-bufalo.html

 私のPCは Windows7 Home Premium SP1なので、tftpクライアントをコントロールパネルの「プログラムと機能」の「Windowsの機能の有効化または無効化」からインストールしました。

tftp の通信がWindowsファイアウォールによってブロックされることを防ぐため、Windowsファイアウォールそのものを一時的に無効にしました。

tftp コマンドを実行するコマンドプロンプトは、管理者権限で起動しておきます。

PCと WZR-G144NH をLANケーブルで直結。以前に dd-wrt を Buffalo WHR-G54S にインストールした時、直結した場合にリンクの確立が遅く tftp の受付時間に間に合わないという現象に見舞われたことがありましたが、今回は直結で大丈夫でした。ちなみに、当時使っていたPCは Windows XP で、NIC は3COMの 3C905B-TX でした。その時は、直結せずに間にスイッチングハブをかませることで、リンク確立までの時間を短縮させることで対応しました。

arp テーブルに WZR-G144NH の MACアドレスを静的に登録。これ、WHR-G54S のときはやった覚えがないのですが、最近のモデルでは必要な作業のようです。WZR-G144NHも WHR-G54S も同じBuffaloの同じ Broadcom チップ採用モデルで、世代も一緒のため必要ないような気もしますが、念のため実施しました。
arp -s 192.168.11.1 00-16-01-34-bb-ac

ping を実行し続けるようにしました。-n 100000 で10000万回繰り返し、-w 1000 で1000ミリ秒でタイムアウトするようにしました。

ping 192.168.11.1 -n 100000 -w 1000

dd-wrtインストール作業

tftp で r21676 の std バージョンのファームウェア をインストールしようとしましたが、tftp 実行時になぜか transfer canceled だか 転送がキャンセルされましたというメッセージが出てしまい、転送に失敗してしまいます。試しに、以下のURLからダウンロードした mini バージョンで tftp したところ、正常に転送完了しました。


【バッファロー】WZR-G144NHのスレ
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/hard/1162189128/
121 :不明なデバイスさん:2008/12/26(金) 20:11:42 ID:++c6ZUm2
DD-WRTはfaqにあるTFTPでちゃんと入れられますよ。 ただ、versionの違いが今ひとつ分からないんですけどgenericでいいのかな? とりあえず↓を入れて快調です。v24sp1はハングすると聞いて試せない・・・ ttp://www.dd-wrt.com/dd-wrtv2/downloads/v24/Broadcom/Buffalo/WZR-G144NH/dd-wrt.v24_mini_generic.bin これって元のbaffaloファームには戻せないのかな? 別に不満は無いけど、なんとなく戻せると安心(戻さないと思うが)

tftp の出力は以下の通り。
C:\Users\techlog>tftp -i 192.168.11.1 put dd-wrt.v24_mini_generic.bin
転送を正常に完了しました: 5 秒間に 2920448 バイト、584089 バイト/秒

その後、dd-wrt のAdministration タブの Firmware Upgrade タブにある Firmware Managementから、std のファームウェアをアップロードインストールしたら、無事 WZR-G144NHに dd-wrt r21676 std をインストールすることができました。


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